美白化粧品・成分の基礎知識
2017年03月02日更新 2017年03月02日公開

美白に効果が期待できる成分、ハイドロキノンとは

シミ対策や美白成分として知られているハイドロキノン。ハイドロキノンはどのようなシミに効果が期待できるのでしょうか。ハイドロキノンの美白効果についてドクター監修の記事でご紹介します。

色素沈着やシミに効果期待できるとされているハイドロキノンは、薬機法(旧薬事法)の緩和により現在では化粧品にも使用されています。しかし、それまではドクターの処方のもとでしか利用できないほど、作用の強い成分として管理されていました。そのようなハイドロキノンについてみていきます。

ハイドロキノンとは

ハイドロキノンは酸化を抑える作用を持つ天然成分で、コーヒーやイチゴ、麦芽などに含まれています。アメリカではもっとも知られている美容成分でしたが、管理が難しいなどの理由から、日本ではドクターの処方がないと使用できないという、作用の強い成分でもありました。しかし、2001年に薬機法が変わったことで化粧品に使用できるようになっています。

できたシミにも効果が期待できる

ハイドロキノンには、メラニンを生成するメラノサイトを減少させたり、酵素チロジナーゼの働きを阻害したりする作用があるといわれています。また、ハイドロキノンには酸化還元作用があるため、紫外線や加齢によって体が酸化してできるシミ対しても働きかけるとされ、シミができるのを予防するだけでなく、できたシミを薄くするという効果が期待できるといわれています。

表皮にできたシミにもアプローチ

作用が強いとされるハイドロキノンですが、色素沈着が真皮におよぶ場合には効果を期待できないといわれています。肝斑やそばかす、色素沈着してしまったシミに対してアプローチするといわれますが、基本的には表皮にできたシミに対して効果を発揮すると考えられています。

ただし、肝斑のように原因がはっきりしない場合には効果が表れない場合もあります。また、紫外線によって色濃くなったそばかすを薄くすることは期待できますが、遺伝によるものの場合には効果が表れないこともあります。

ハイドロキノンの副作用

以前はドクターの管理のもとに使用されるほど作用が強いハイドロキノンには、副作用をもたらす可能性があります。使用上の注意を守らなかったり、高濃度のものを使用してしまったりした場合に現れる副作用についてご紹介します。

白斑になる

ハイドロキノンは作用の強い成分です。効果があるからと高濃度のものを長期間使用し続けると、必要以上に肌が白くなってしまう場合があります。長期間の使用は控え、シミが薄くなったと感じた時点で使用をストップしてください。

赤みや炎症を引き起こす

ハイドロキノンは酸化しやすい成分です。酸化すると、肌にダメージを与えるベンゾキノンを作りだすため、劣化したハイドロキノンを使用すると、赤みや炎症を引き起こす可能性があります。

シミを悪化させる

ハイドロキノンは、紫外線から肌を守るとされるメラニンを減少させる働きがあるため、使用後は肌を紫外線から守るバリア機能が弱まることがあります。紫外線対策をしないままハイドロキノンを使用すると、シミを濃くしてしまう可能性があります。

ハイドロキノンを使用する際の注意点

ハイドロキノンの濃度が濃ければ濃いほど、高い効果を発揮しますが、トラブルの可能性も高まるといわれています。強い作用があり高い効果が期待できるものであるため、正しく使用することが大切です。

使用する前には必ずパッチテストを行い、肌に合うかどうかを確認しましょう。また、ハイドロキノンを使用したあとには日焼け止めを塗るなど、紫外線対策を行いましょう。

ハイドロキノン化粧品の選び方

市販の化粧品のハイドロキノン濃度は、一般的に1~4パーセント程度です。1~3パーセントの濃度のものであれば安全性が高いといわれ、4パーセント以上ではトラブルが出ることがあるとされています。5パーセント以上になると、トラブルの確率はあがります。

白斑や赤み、炎症などのトラブルを引き起こさないために、初めて使用する方や肌の弱い方は濃度の低いものを選ぶようにすることをおすすめします。

また、ハイドロキノン配合化粧品には、できたシミをピンポイントで薄くする効果の高いスポットタイプ、日常のお手入れでシミを予防するスキンケアタイプがあります。できたシミを薄くしたいのか、これからできるシミを予防したいのかによって使い分けをしましょう。

ハイドロキノンは、非常に美白効果の強い成分です。2001年の薬機法改正まではドクターの処方がないと使用できないほどのものでしたが、現在では市販の化粧品などにも使用できるようになっています。身近なものとなった分、使用する際には注意が必要です。濃度の薄いものから使用をスタートする、目的に合わせて化粧品のタイプを選ぶなどの対応をするようにしてください。美容クリニックが販売しているものや開発にドクターがかかわっているものなど、信頼できるものを選ぶようにし、トラブルを防ぐようにしましょう。

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