美白化粧品・成分の基礎知識
2017年03月06日更新 2017年02月01日公開

ビタミンC誘導体は美白効果が期待できるのか

ビタミンCを誘導体化したビタミンC誘導体は、肌へ浸透する効果が高いとされています。ビタミンCがもつ働きや、シミやシワにも効果が期待できるといわれるビタミンC誘導体について、ドクター監修の記事にて説明します。

ビタミンC誘導体は、日本では1980年代半ばから美白成分として本格的に使われるようになりました。美白成分として使用されてきた歴史が比較的長いビタミンC誘導体について、ご紹介します。

ビタミンC誘導体とは

ビタミンCには、新陳代謝を高める、メラニンを薄くする、酸化を抑えるなどの働きがあります。また、コラーゲンの生成を促進したり、皮脂が分泌するのをコントロールしたりするなどの働きで、美白にアプローチするといわれています。しかし、ビタミンCは水溶性ビタミンのため、そのまま使用しても高い効果は期待できないといわれています。そのような、ビタミンCの効果をより高めるように改良されたものがビタミンC誘導体と呼ばれる成分です。

ビタミンC誘導体には水溶性と油溶性がある

ビタミンC誘導体には、水溶性と油溶性、どちらの性質も持つものがあります。その違いについてみていきます。

水溶性

水溶性のビタミンC誘導体は、化粧水や美容液などに含まれ、肌に浸透しやすいといわれています。

油溶性

油溶性のビタミンC誘導体は、水と油を合わせた状態のもので、クリームなど油分を含むものに配合されています。

どちらの性質も持つもの

APPSとよばれ、水溶性、油溶性よりさらに浸透力が高くなったもので、親水性と親油性があります。

ビタミンCとビタミンC誘導体の違い

ビタミンCは成分が不安定で、肌のバリア機能によって吸収されにくいものでしたが、ビタミンCを誘導体化することで安定させ、肌への浸透を高められるようになったものをビタミンC誘導体と言います。

安定化したビタミンC誘導体は、肌の角質層まで浸透する力を持ち、肌へ吸収されたのちに再びビタミンCへと変化することができます。

ビタミンC誘導体の美容効果について

ビタミンC誘導体には以下のような働きがあるとされています。

  • すでにできたシミやそばかすを薄くする
  • メラニンの生成を抑える
  • 色素沈着を防ぐ
  • 抗酸化作用
  • 抗炎症作用
  • 新陳代謝を促す
  • 皮脂の分泌をコントロールする
  • 肌を滑らかにする

ビタミンCよりもビタミンC誘導体は肌に浸透しやすく、真皮にまで到達するとコラーゲンの生成にアプローチすると期待されています。そのため、美白だけでなくシワやたるみなどへの効果も期待できるとされています。

また、抗炎症作用と皮脂の分泌コントロール作用によって、過剰な皮脂分泌を抑え、毛穴がつまることでできるニキビにも効果が期待できるといわれています。毛穴の引き締め効果も期待できます。

肌質に合わせて保湿が必要

美白だけでなく、ニキビやシワなどにも効果があるとされるビタミンC誘導体ですが、高い効果が期待できるからといって誰でも積極的に使用していいかというと、必ずしもそうではありません。ビタミンC誘導体には皮脂の分泌をコントロールする作用があるため、乾燥肌の人はもともと少ない皮脂の分泌をより抑えることになってしまいます。乾燥肌が進行し、刺激に敏感になって肌にトラブルを引き起こす可能性があるため、肌の調子によってはビタミンC誘導体の使用を中止したり、保湿成分を補ったりするようにしてください。さらに、敏感肌の人はパッチテストを実施し、高濃度のビタミンC誘導体を使用する場合には注意が必要です。

ビタミンC誘導体の浸透力にも注目する

市販されているビタミンC誘導体を使った化粧品は1~2%、クリニックなどで使用されるものは5~6%の濃度のものが多くみられます。インターネットなどの通販では「原液100%」と記載されたものもあります。ビタミンC誘導体の効果は、濃度に応じて高くなるのかというとそうではありません。濃度が高ければ、少量でも効果が期待できるかもしれませんが、浸透力が低ければその効果も低くなってしまうことが考えられます。

原液を入手し、精製水で薄めて自分用の化粧水をつくることもできます。ただし、その際は濃度に注意し、自分の肌に合ったものをつくるようにしてください。また、早めに使い切ることも大切です。

ビタミンC誘導体の使い方について

皮脂分泌をコントロールするビタミンC誘導体は、洗顔、ビタミンC誘導体、化粧水、乳液、美容液の順番に使用するのが基本といわれています。気になる部分には、ビタミンC誘導体を浸したコットンなどでパックをすることもおすすめです。ビタミンC誘導体を使用した後に保湿をすることで、肌トラブルを抑えることが期待できます。また、肌の水分と油分のバランスがとれ、肌の引き締めにも効果が期待できると考えられます。

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