シミ・そばかすの基礎知識
2017年03月08日更新 2017年02月01日公開

手の甲のシミができる原因と治療法

手の甲は露出していることが多いため、紫外線の影響を受けやすい部位です。手の甲にシミができた場合は、皮膚科で診察してもらいましょう。今回は、手の甲のシミができる原因と治療法をドクター監修の記事で解説します。

シミができる原因は主に紫外線ですが、他にもさまざまな原因があります。手の甲は露出しているので、ケガややけどを負いやすく、シミができやすい部位です。原因を把握してシミを予防しましょう。

シミの原因

シミができるのには、メラニンが関係しています。細胞内の核が紫外線に当たると、核の中にあるDNAが壊されたり変異したりします。それにより、細胞が死んだり皮膚がんのリスクが高まったりします。これを防ぐために、表皮の最下層にあたる基底層に存在するメラノサイトが、メラニン色素を生産します。メラニン色素が紫外線からDNAを守る傘のような役割を果たします。

メラニン色素は、アミノ酸の一つであるチロシンから生成されます。チロシンは、酸化酵素のチロシナーゼによって反応と変化を繰り返してメラニンになります。作られたメラニンは、表皮のターンオーバーによって角質とともにはがれ落ちます。しかし、紫外線の影響を受けて角化細胞に異常が起こると、メラニンを生成するよう色素細胞に指令を出し続け、過剰にメラニンが生産されます。過剰なメラニンはターンオーバーで排出しきれずにシミとして皮膚に残ります。ターンオーバーが乱れることもシミができる原因の一つです。ターンオーバーは、加齢や紫外線、皮膚の摩擦などの影響で乱れます。

手の甲にできるシミの種類

シミによって、できやすい部分が異なります。手の甲にできやすいシミは次の通りです。

老人性色素斑

主に紫外線に長期間当たることで起こるシミです。手は生活するうえで使用することが多いので、日焼け止めクリームを塗っても落ちやすく、紫外線によるダメージを受けやすい傾向があります。

炎症性色素沈着

ケガややけどによって皮膚が炎症を起こすと、シミとして残る場合があります。これは、炎症によって受けたダメージを回復させるために、新しく細胞を作ろうとする働きが活性化し、それと同時にメラノサイトも活性化してメラニン色素が過剰に生産されるからです。皮膚の炎症は、虫刺されや刺激が強い化粧品、ニキビなどによっても起こるので注意が必要です。

手の甲のシミの隠し方

手の甲のシミを一時的に隠したい場合は、ボディ用のファンデーションを塗りましょう。顔用のファンデーションと比べて水や汗に強いので、生活でよく使う手に塗っても落ちにくいというメリットがあります。また、衣類に色移りしにくいのも特徴の一つです。

手の甲のシミの治療法

シミの治療のためには、シミの種類を特定する必要があります。自己判断でセルフケアをすると、シミを悪化させるおそれがあるので、皮膚科などでドクターに相談しましょう。医療機関で受けられる治療法は次の通りです。

外用薬

シミの改善に効果が期待できるハイドロキノンやトレチノインなどを含むクリームをシミに塗ります。改善され始めるまでに約1~3か月かかるとされています。効果が現れているかどうか調べるために、通院をすすめられる場合があります。トレチノインは、妊娠中に使用できない、日焼け止めクリームと併用が必要なことなど、いくつかの注意点があります。

レーザー治療

レーザーをシミに照射することで、改善が期待できます。金額やレーザーによる炎症が改善するまでの期間などはさまざまなので、まずはドクターに相談しましょう。

紫外線対策をする

できるだけ早く手の甲のシミを改善させるために、しっかりと紫外線対策をしましょう。顔の紫外線対策では、メイクの前に洗顔や保湿をして、そのあとに日焼け止めクリームを塗りましょう。白っぽい色の日焼け止めクリームが多く、あとから化粧下地を塗ることで色を補正できます。また、日焼け止めの効果が期待できる化粧下地もあるので、お好みの方法を選んでください。外出先では、日焼け止めをこまめに塗りなおしましょう。

紫外線吸収剤を含む日焼け止めに注意

紫外線吸収剤は、紫外線を効果的に防ぐための成分です。しかし、紫外線吸収剤は熱を吸収すると肌を酸化させる副作用があるので、この成分を含む日焼け止めを長期間使用し続けると、シミやシワができやすくなるといわれています。クレンジングをして日焼け止めの成分を肌に残さないようにすることでダメージを減らせるでしょう。

日焼け止め以外の紫外線対策

手の甲への紫外線をシャットアウトするために、日傘を利用しましょう。また、手の甲まで覆うタイプのアームカバーもおすすめです。さまざまなデザインのアームカバーがあるので、コーディネートに合わせて選ぶことができます。また、水に濡れてもよいものや麻素材の通気性に優れたものなど、多種多様なアームカバーがあります。季節に合わせて、自分に最適なものを選びましょう。

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