シミ・そばかすの基礎知識
2017年03月03日更新 2017年02月01日公開

老人性色素斑の原因と治療法、予防法

中年になって現れ始めたシミは、老人性色素斑と考えられます。紫外線を受けることで現れるので、若いうちから紫外線対策を始めることが大切です。今回は、老人性色素斑の原因と治療法、予防法をドクター監修の記事で解説します。

老人性色素斑は、中年以降に現れやすいことから、加齢が原因だと思われがちです。若いうちから対策しておくことで、すこやかな肌を守ることができるでしょう。治療法と予防法を確認しておきましょう。

老人性色素斑とは

老人性色素斑は、中年以降に現れやすい褐色のシミです。顔や手の甲、背中などに現れることが多いです。

老人性色素斑の原因

紫外線を長時間浴びると、表皮のケラチノサイトが老化します。そうすると、ケラチノサイトに異常が起きてメラノサイトを活性化させます。その結果、過剰にメラニンが生産されてシミができます。顔や手の甲など露出している部位に現れやすいのはこのためです。過去に紫外線を多く浴びていた人に現れやすく、10~20年前に浴びた紫外線による影響でシミができると考えられています。

加齢とともに肌の新陳代謝が滞るようになると、メラニンを排出しきれずに沈着します。これが老人性色素斑の正体です。改善させるには、メラニンの生産を抑えつつ肌の新陳代謝を活発化させる必要があります。

老人性色素斑の治療法

老人性色素斑の治療には、一般的にレーザーが用いられます。しかし、レーザー治療は改善に時間がかかるうえに、一定確率で症状の悪化を招くなどデメリットもあるため、安易に選択できる治療法ではありません。また、さまざまな種類のレーザーがあり、かさぶたができるかどうか、治療回数などが異なります。保険適応外の場合が多いので、経済面のことも考慮して検討しましょう。

セルフケア

ビタミンC誘導体やアルブチンなど美白効果が期待できる成分が含まれた化粧品を使用しましょう。また、メラニンは古い角質とともにはがれ落ちます。はがれ落ちやくするために、レチノールやEGFが配合されたものを使用してもよいでしょう。ピーリングで古い角質を取り除くのも効果的だといわれています。

老人性色素斑の予防

紫外線が原因であるため、紫外線対策をすることでリスクを下げられます。

食事で紫外線対策をする

紫外線による影響を和らげるために、すこやかな肌を保つのに必要なビタミンAとビタミンC、ビタミンEを積極的にとりましょう。ビタミンCは、メラニン色素の生産を抑えたり、ハリのある肌を作るコラーゲンやエラスチンの生産を促進させたりするといわれています。ビタミンCは身体に貯め込むことができないので、毎日摂取しましょう。

ビタミンEは、肌の老化の原因である活性酸素がもたらす酸化から肌を守るといわれています。コラーゲンの生産の促進も期待できます。ビタミンAにも、活性酸素による酸化から肌を守る働きがあるといわれています。

トマトには、これらの栄養素が豊富に含まれており、中程度のサイズのトマトを2個食べると、1日のビタミンAとCとEの摂取量の目安の半分以上を補えるとされています。

日焼け止めで紫外線対策をする

紫外線対策に日焼け止めクリームは欠かせません。日焼け止めクリームであれば何でもよいわけではなく、種類によって紫外線のカット率や効果の持続時間が異なるので、自分に合ったものを選ぶことが大切です。

紫外線には、A波とB波があり、A波は比較的エネルギーが弱く浸透力が強い、B波は浸透力が弱くエネルギーが強いのが特徴です。A波は衣類を通り抜けて、肌の奥深くの真皮にダメージを与えます。そうすると、ハリや弾力をつかさどるコラーゲンやエラスチンを生産する線維芽細胞にダメージが及び、皮膚が老化します。

B波は肌の表面にダメージを与えて、日焼けを起こします。日焼けはやけどでもあるので、肌にとって大きな負担になります。

これらのA波とB波を防ぐ指標となるものがPAとSPFです。PAは+の数でレベルが表され、+が多いほどにA波の防御効果が高いとされています。

SPFには数字が付いており、B波によって肌がダメージを受け始めるまでの時間をどれだけ伸ばせるかを示します。紫外線対策をしていない場合、B波によって肌がダメージを受け始めるまでに約20分かかります。SPF30の場合は、20分×30=600分、つまり10時間は紫外線によるダメージを防げるということになります。

紫外線吸収剤の注意点

紫外線を効果的に防げる成分として、紫外線吸収剤が含まれているものがあります。紫外線吸収剤は熱を吸収することで肌の酸化を招くため、長時間つけているとシミなどのトラブルを招くおそれがあります。クレンジングで成分を確実に取り除くことで、ダメージを軽減できます。

日焼け止めを塗る順番

日焼け止めは、化粧水や乳液の次に塗りましょう。白っぽい色をしている日焼け止めが多いので、そのあとに化粧下地で色補正をしましょう。

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