シミ・そばかすの治療
2017年03月03日更新 2017年03月02日公開

肝斑を改善するレーザー治療法

肝斑は強い刺激を受けると悪化するおそれがあるので、レーザー治療は適さないとされていましたが、研究が進みレーザートーニングという治療法が確立されました。レーザートーニングについてドクター監修の記事で解説していきます。

30代、40代になると、頬などに左右対称で肝臓のような形をした茶褐色のシミがあらわれることがあります。このシミは肝斑(かんぱん)の可能性があります。肝斑は、女性ホルモンのバランスが乱れることが原因のひとつと考えられています。肝斑を治療する方法をみていきましょう。

肝斑は強い刺激で悪化するおそれ

シミの治療には、レーザーを用いられることは多々ありますが、肝斑は強い刺激を受けると悪化してしまうおそれがあるといわれおり、内服薬や外用薬での治療が主流でした。しかしながら、研究が進み、弱いパワーのレーザーで肝斑を改善できることがわかりました。肝斑の治療に選択肢が増えたことで、より肝斑に悩んでいる方に適した治療を行うことが可能になったといわれています。

レーザートーニングで肝斑を治療

シミの治療で使用されているレーザーは、中心部のエネルギーが高く、外に向かうほどエネルギーは徐々に弱まっているガウシアン型と呼ばれる不均一のレーザーです。多くのシミには、効果が高いとされているガウシアン型レーザーは、メラニンの生成をしているメラノサイトが活発に活動しやすいといわれている肝斑には、逆効果とされていました。しかしながら。弱いパワーで広い範囲に照射することができるトップハット型のレーザーを使用するレーザートーニングと呼ばれる治療方法では、レーザーの波長を切り替えることで、効率よく表皮のメラニン色素を破壊することが可能になり、皮膚の炎症を極力抑えることができるようになりました。レーザートーニングは、肝斑の治療だけではなく、くすみの改善や毛穴の引きしめなどにも効果的だと考えられています。肝斑の度合いによって違いはありますが、1回の治療時間は、おおむね5分から20分とされています。

トラネキサム酸やビタミンCを併用

メラニンを生成するメラノサイトの活動を抑制する効果があるとされているのが、アミノ酸の一種であるトラネキサム酸です。トラネキサム酸は、肝斑の悪化を防ぐ効果が期待できます。ビタミンCは、「美白のビタミン」と呼ばれており、メラニンの発生を抑制する効果があるとされています。さらに、コラーゲンやヒアルロン酸の生成に関連する細胞の活性化を促す効果があるといわれています。トラネキサム酸とビタミンCをとり入れた治療を合わせ行うことで、肝斑を改善し、透明感のある肌を取り戻す効果が期待できます。

レーザートーニング治療を受けられない方

日光の影響でブツブツができてしまう光線過敏体質の方や日焼けをしている方はレーザートーニングを受けることはできないとされています。さらに、レーザーの照射範囲に皮膚の疾患がある方やペースメーカーを使用されている方、妊婦、授乳中の方もレーザートーニングは受けられないとされています。

レーザートーニング後のアフターケア

レーザートーニングを受けた後の肌はとてもデリケートな状態です。アフターケアを正しく行うことが大切であり、レーザートーニングの効果をより高めることにつながります。

紫外線対策や保湿はしっかりと

レーザートーニングの施術を受けた肌はとてもデリケートな状態になっていますので、刺激の強い洗顔料の使用は控え、洗顔はやさしく行ってください。さらに、フェイスマッサージのやり過ぎには注意が必要です。また、紫外線の影響を受けやすい状態になっていますので、紫外線対策は丁寧に行うことが大切です。そして、肌は乾燥しやすいともいわれていますので、乳液などで保湿はしっかりと行う必要があります。

レーザートーニング後のメイク

施術直後から治療を受けた部位以外は、メイクを行うことは可能だといわれていますが、施術直後の肌の状態は、個人差がありますので、ドクターの指示に従ってください。

レーザートーニング以外の肝斑治療法

レーザートーニング以外の肝斑の治療方法には、内服薬や外用薬の使用があります。内服薬として用いられることが多いのは、トラネキサム酸です。アミノ酸の一種であるトラネキサム酸は、メラニンの生成を促進させるプラスミンの活動を抑える効果があるとされており、肝斑の改善や予防が期待できます。おおむね4週間から5週間でトラネキサム酸の効果を感じることができるようになるといわれており、1か月から2か月程度、継続して服用することで肝斑が改善するとされています。

外用薬としては、トレチノインやハイドロキノンが使用されることが多いとされています。トレチノインは、肌のターンオーバーを促進させることで、メラニンを排出し肝斑を改善することが期待できます。ハイドロキノンは、メラニンを減少させる効果やメラニンを生成しているメラノサイトの働きを弱める効果が期待できます。

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