生理周期とホルモンバランス
2017年08月23日更新 2017年08月23日公開

やさしくいたわって乗り越えたい生理中のスキンケア

生理中の肌は、ベタついたりニキビができたりと不安定です。一体どのようなケアをするのがベストなのか、わからなくなることも多いでしょう。生理中の肌を優しくいたわるスキンケアを、ドクター監修の記事で解説します。

生理中の肌は、どうしてトラブルを起こしやすいのでしょう。その原因には、女性ホルモンのバランスが大きくかかわっています。ここでは、生理中の肌ケアについて見てみましょう。

肌トラブルと女性ホルモンの影響

女性の肌、体調、精神面のコンディションは、女性ホルモンが分泌される量の変化によって大きく左右されるといわれています。女性ホルモンは、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2つの種類に分けられ、ほぼ28日周期でそれぞれの分泌量のバランスが変化します。

生理が終わるとエストロゲンの分泌量が増加するため、肌はすこやかなコンディションに近づきます。逆に、生理中はプロゲステロンの分泌が増加することで、肌トラブルが多くなります。

生理中の女性ホルモン

生理中に分泌されるプロゲステロンには、妊娠したとき、子宮膜をやわらかにして、栄養や水分をためこむという大切なはたらきがありますが、同時に皮脂の分泌を促すという特徴もあります。皮脂の分泌が多くなると肌がベタつくため、毛穴に汚れがつまりやすくなります。

これが、生理中にニキビや吹き出物などの肌トラブルが多くなる大きな原因と考えられます。また、栄養や水分をためこむというプロゲステロンのはたらきは、スムーズで活発な新陳代謝を滞らせることにつながります。それによって身体のむくみや血行不良が引き起こされ、肌のくすみも現れるようになります。

生理中に心がけたいスキンケア

生理前から、すでに肌の不調ははじまっています。とくに、コンディションが悪いのは、生理直前の7日間(黄体後期)と、生理がはじまってからの7日間(月経期)です。肌が脂っぽくベタつく黄体後期に続いて訪れる月経期は、皮脂は多いけれど水分が少ないため、肌が乾燥しがちになります。これは、体温が低くなることから血行不良になることが原因とされています。

生理中のスキンケアは、まずは、乾燥を防ぐことが大切なポイントになります。水分を補給するためにローションで保湿を徹底するのはもちろんですが、水分が蒸発してしまわないように、クリームや乳液でフタをするのがおすすめです。

女性ホルモンとストレスの関係

生理が終わると分泌量を増加するエストロゲンには、満足感や幸福感を増加させるというはたらきがあります。エストロゲンが増加する時期は、ポジティブで明るい前向きな気持ちで過ごせることが多いでしょう。

生理前から生理中に増加するプロゲステロンには、気持ちを不安定にするという特徴があります。それに加えて、生理中は腹痛や腰痛などの生理痛も起こるため、イライラしてしまう時期でもあるでしょう。イライラした気持ちがよけいにストレスを強め、不眠や過食に陥りやすくなります。

生理中に食べたいもの

ホルモンバランスが大きく変化している生理中は、食生活を見直すことで、ある程度改善できるといわれています。エストロゲンの減少によって引き起こされる肌トラブルが多いときは、食事でバランスを整えるのもひとつの方法です。ただ、あまりにも偏ると逆効果になってしまうため、栄養面でのバランスを考慮するのは忘れないようにしましょう。

生理中に減少しているエストロゲンに似たはたらきをするのは、大豆イソフラボンが含まれている豆腐、納豆などの大豆食品全般です。また、ビタミンB6もエストロゲンの代謝にはたらきかけるため、積極的に摂り入れたい栄養素といえます。具体的な食材は、マグロやカツオなどです。フルーツなら、アボカドがおすすめです。マグネシウムやビタミンEとBなど、ホルモンの維持に欠かせない成分が豊富に含まれています。

生理中に避けたいもの

生理中は、なるべく避けたい食材もあります。油分の多い肉類や揚げ物、ジャンクフード、これらは過剰に分泌される皮脂によってできたニキビや吹き出物を、ますます悪化させてしまう可能性があるので、極力控えましょう。また、化学調味料が身体からミネラルを奪うとされているインスタント食品も、生理が終わるまで我慢したいものです。

その他に、冷たい飲み物や食べ物にも注意が必要です。身体を冷やしすぎると自律神経のバランスが崩れるため、自律神経と相互作用のあるホルモンバランスも乱れてしまうからです。一般的に、生理中は暴飲暴食をしてしまうケースが多いようですが、ストレス解消の方法は食べることより、軽い運動などで発散するほうがよいでしょう。

生理中の過ごし方

生理中の女性は、心身ともにネガティブになりがちです。生理中にスキンケアコンディションが悪くなるのがストレスになる人もいるでしょう。生理中のさまざま不調は、生理が終わってしまえば落ち着くケースがほとんどです。できるだけイライラせず、肌と身体をやさしくいたわり、ゆったりと過ごしましょう。

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