ED(勃起不全)の治療
2017年04月17日更新 2017年04月17日公開

勃起不全(ED)の治療方法とは

勃起(ぼっき)不全の治療にはさまざまな方法があります。ここでは、勃起不全の原因やそれに合わせた治療法、治療に使用する薬や副作用、治療において注意すべき点などについてドクター監修の記事で詳しく解説します。

性行為を行う際、勃起が不十分になってしまう「勃起不全」には、さまざまな治療法があります。精神面・身体面それぞれから勃起不全にアプローチする方法について詳しく解説します。

勃起不全(ED)の治療方法とは

勃起不全(ED)の原因は、不安やプレッシャー、ストレスなどからくる心因性のものと、外傷や加齢、男性ホルモンの分泌や泌尿器系などの疾患からくる器質性のものに分かれます。場合によっては、心因性の原因と器質性の原因が絡み合っていることもあります。勃起不全の治療では、これらの問題を解決していくことで症状の改善を目指していきます。

勃起不全の治療には投薬治療を用いるというイメージが強いですが、勃起改善の薬はあくまでも勃起した状態を維持させるためのものです。根本的な治療につながるものではないので、その他の治療と組み合わせながら治療を行いましょう。

勃起不全(ED)の検査方法

勃起不全の定義は勃起の持続時間や固さを計るものではなく、勃起して性行為が最後まで満足に行えるかどうかを目安としています。そのため勃起不全の検査方法は、主に医師とのカウンセリングとなります。勃起しない、あるいは勃起するものの途中で硬さが不足して性行為を最後まで行うことができないなど、自分の状況を医師に伝えたうえで勃起不全の程度や原因などを探っていきます。

勃起不全(ED)の治療内容

勃起不全の種類とそれぞれの特徴や効果などについて説明します。

投薬治療

勃起のためには、ペニス内部の海綿体に十分な量の血液が流れ込むことが必要です。「サイリックGMP」という物質には血管を拡張させる効果があり、こうした物質のおかげで勃起が起こりますが、サイリックGMPには「PDE5」という酵素によって分解されやすいという特徴があります。このPDE5の働きを抑えてくれるのが、「PDE5阻害薬」と呼ばれる種類の薬です。PDE5阻害薬を服用すると、PDE5の活動が抑制され、サイリックGMPが減少するのを防いでくれます。

PDE5阻害薬は勃起を維持させるうえで大きな効果が期待できる薬ですが、副作用が起こる場合があるので注意が必要です。服用に際して用法容量を守らないと重篤な副作用につながる場合もありますので、用法容量を守りましょう。また、一部の心臓の治療薬を使用している人は服用できないケースもありますので、医師の指示を守って服用するようにしましょう。

  • バイアグラ

「バイアグラ」は、もっとも広く知られる勃起不全の薬です。性行為をする1時間前を目安に服用すると15分程度で効果が現れ始め、4時間から5時間程度は性的刺激があれば勃起を持続させることができる効果が期待できます。食事と一緒に服用すると効果が出るのが遅くなることがあるため、食間など空腹時の服用が推奨されています。

顔のほてりや血圧低下、頭痛や同期などの副作用が出る場合もありますが、ほとんどの場合は薬効が切れるのと一緒に副作用も消失します。

  • レビトラ

レビトラは、バイアグラ・シアリスよりも即効性があるとされ、早い人では10分程度で効果が出る場合もあります。また、効果の持続時間も比較的長く、最長8時間ほど続きます。副作用も少ない薬ですが、併用してはいけない薬がその他2種類より多いため、医師に現在使っている薬をチェックしてもらい、服用しても問題ないかどうか見極める必要があります。

  • シアリス

シアリスの特徴は、バイアグラ・レビトラに比べて圧倒的に効果が長続きする点です。最長約36時間もの間効果が持続することもあるため、性行為を行う時間を細かく気にして服用する必要がなく便利です。副作用も少ないですが、その他2種類と比較すると、強烈な勃起力というよりは穏やかで自然な効き目となります。

心理療法

勃起不全の原因が不安やプレッシャーなどの心因性のものであると考えられる場合、投薬治療と並行してカウンセリングなどの心理療法を行うケースがあります。医師と話して不安の原因を取り除き、勃起不全の根本的な治療を目指します。

ホルモン療法

男性ホルモンの減少など、ホルモンに関する原因が疑われる場合はホルモン治療を行います。勃起不全の治療では、男性ホルモンなどを注射で注入する方法が主になります。

その他の方法

海綿体注射法は、ペニス内の海綿体に血管拡張剤を注射し、ペニス内の血液を増やすことで勃起させる方法です。注射を用いる方法ですので、日本では患者が自分自身で海綿体注射法を行うことはできません。また、管にペニスを入れ、管内の空気を抜くことでペニス内に血液を集めることで勃起させる「陰圧式勃起補助具」を使用する方法もあります。勃起したらペニスの根元をリングなどの道具で締め付けることで勃起状態を維持させますが、こうした方法は根本的な勃起不全治療には至りません。

勃起不全(ED)の療養のポイント

一度でも性行為の際に勃起不全の症状がみられると、その次の機会も同じようなことが起こるのではないか、と失敗体験が一種のトラウマになることもあります。こうした再発への不安が心因性の勃起不全につながる可能性もありますので、投薬治療と並行して心理療法での治療を受けることも視野に入れましょう。

また、勃起不全には大きな病気が隠れている場合もあります。糖尿病や高血圧など、体のその他の部位にも影響を及ぼしてしまうこともありますので、勃起不全以外にも体調になんらかの異常がある場合は、そのことも含めて医師に伝えておくことをおすすめします。

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